|
|
定期演奏会も無事終了してホッ・・・肩の力を抜いて一寸笑える話題を。
私の母校マンドリンクラブOB作家石坂洋次郎のエピソード。
彼は入学後、合唱サークルに入りたくてワグネルソサエティに申し込んだ処、
声のテストをするから練習会場に来るように言われ行くと、部員達は練習中。
指揮者から「それじゃ試してみようか、君、おたまじゃくしを知ってるね」
「はい、知ってます」と固くなって答え、当時小学校の唱歌で必ず教わる
「おたまじゃくし」を歌い始めた「おたまじゃくしは真っ黒で 頭は丸く
尾は長く 手足は太いのにピョンピョンと・・・」と歌いだして間もなく、
学生達は跳ねたり肩を叩きあったりして爆笑している。オレの声はそんなに
奇妙なのかなあ・・・と歌うのをやめたところ、指揮者から「君ィ、君ィ、
困るね。おたまじゃくしというのは楽譜のことだよ」と呆れ果てたような
面持ちで言われ、その場で死にたいほど恥ずかしい思いをした。
それで憤然としてワグネルソサエティに見切りをつけ、マンドリンクラブに
入部、後年故郷弘前ではマンドリナータ・ディ・ヒロサキを設立とある。
OBでは他にフルートの吉田雅夫がいるが、レッスンに通ったOBの「思い出」
記には、自宅は実に質素な家で、レッスン料は無茶苦茶安い、演奏会の後
楽屋を訪れると必ず演奏内容の感想を求められ、緊張したとある。
誠実な人柄は、外見からも何となく想像できますね。石坂洋次郎のような
面白いエピソードとは無縁の方のようです。ただ私には何でオケではなく
マンドリンクラブに在籍していたのか、一寸理解できませんが。
|
|